(更新:2019年12月6日)
*個人的な感想を綴ったブログです。
*記事の後半部分にはネタバレを含みます。ご了承ください。
映画『シャイニング』について

今回のおすすめ映画は、スティーヴン・キング原作・スタンリー・キューブリック監督による映画『シャイニング』(原題:『The Shining』)です。
実は筆者、ホラーが大の苦手です(汗)。
そんな筆者でもこの映画の存在は以前から認識していたので、それくらい長く深く愛されている作品なのだと思います。
同じようにホラーが苦手な方でも、この映画の名前は聞いたことがある…という方は多いのではないでしょうか。
ホラーが苦手と言いつつも、たま〜にヒヤッとしたくなる気分があり、そんなタイミングで鑑賞しました。
あらすじ
小説家志望のジャック(ジャック・ニコルソン)は、物書きのかたわら家族を養うため、冬季限定で、とある山奥のリゾートホテルで管理人の職に就くことになる。冬場は大雪でクローズとなり陸の孤島となってしまうそのホテルで、妻のウェンディ(シェリー・デュヴァル)と息子のダニー(ダニー・ロイド)とのたった3人で過ごすこととなった。
しかしそのホテルでは以前、同じように冬場の管理人として雇われた男が、孤独に冒され家族を惨殺してしまうという事件が発生していた。当初は問題視していなかったジャックも、だんだんと様子が変化するようになる。
一方、幼いダニーは当初からそのホテルに対する異変を感じていた。ダニーにはシャイニングという念力のような力があり、ホテルで起こる異変になんとか立ち向かおうとするが…。
この映画のおすすめ度
- おすすめ度:
- ★★★★☆
- 友人と鑑賞:
- ★★★★☆
- デートで鑑賞:
- ★★★★☆
- ひとり映画:
- ★★★★☆
ホラーを敬遠していたけど、観てみて本当によかったです。
苦手なホラー系映画でも、こんなに面白い作品があったなんて…と、これまで見ず嫌いをしていたことを若干後悔するほど。
この映画、家族を取り巻くストーリーで、小さな子供も出演しているので、登場人物が大人ばかりのホラー映画に比べたら比較的マイルドに観ることができるように思います。
また、完全心霊系ホラーというよりかは、心霊要素・サイコ要素・サスペンス要素・オカルト要素が程よいバランスで散りばめられているので、怖さが分散されているように感じました。
これらの点で、友人同士やデートでの鑑賞でも楽しめるのではないかなと思います。もちろん、ひとりでゾクゾクしながら観るのもアリです!
映画の感想
※ここからの内容にはネタバレが含まれます!※
これまでホラーを避けてきましたが、なぜ今回観てみようと思ったのか。
その理由は、
①鬼才キューブリックの作品を掘り下げたかったから。
②スティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』の劇中で、『シャイニング』の世界が舞台となるシーンがあり興味を抱いたから。
この二点です。
実は以前観たスティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』が本当に面白い映画で、かねてから掘り下げたかったキューブリック作品にまつわるシーンもあったことで、意を決して観てみることにした次第です。
結果、今更ながらも、ホラー苦手な方におすすめしたくなるような面白い映画に出会うことができました!
この映画のポイント
心霊系だけじゃない、「怖さ」の全部乗せ
心霊系のホラー要素、負の存在に取り憑かれるオカルト要素、狂気に満ちた殺人のサイコ要素、事件性のあるサスペンス要素…
ハラハラさせられる要素が全て詰め込まれたような映画でした。
豹変していく男に、妻や息子がどう立ち向かうのか。冬場の陸の孤島、助けを呼んでも誰もいない隔離された土地で、果たして家族の運命は…。
背筋をゾクゾクとさせられて、これは後々鏡が見られなくなるやつなんじゃないか…と思いつつも、そのストーリー展開にどんどんのめり込んでいってしまいます。
それだけでなく、豹変していく主人公、そしてホテルの呪いと彼に襲われる妻と息子、それぞれの感情表現がとても見応えがあります。感情が最大限に出し切られていて、役者の方々の演技が圧巻です。
もし自分が同じ立場だったら、本当にこうなるだろうな…と納得しかありません。
謎が謎を呼ぶラストの写真
そしてエンディングがもう最高でした。
ホテルに飾られた一枚のモノクロ写真が映されこの映画は幕を閉じます。昔、一家惨殺事件があった時期に撮られた、従業員とお客さんで賑わう館内の写真。そこになんと、ジャック本人が写っているのです。
そのホテルに初めて訪れたはすのジャック。なぜ、いるはずのないその時期の写真に写っているのか…。
観る人に謎を残して終わる演出。
余韻と憶測で、しばらく映画のことが忘れられなくなってしまうやつです。
いろんな憶測がありますが、そのシーンには「ジャック自身が気づかないうちに過去の罪を背負って生まれ変わり続けている。そのループから逃れられない」、というストーリーがあるんじゃないか?という意見が多いようです。
最後の最後まで面白みが詰め込まれていて、案の定、しばらくこの映画のことを考えずにはいられませんでした。
ホラーが苦手でも楽しめた理由
そしてホラーが苦手な筆者でも楽しむことができたのは、おそらく最後まで面白みのあるこのストーリー展開と、幽霊のホラー要素だけでなく、様々な要素がうまく掛け合わされた映画だったからだと思います。
個人的には幽霊系ホラーが一番苦手で、オカルトは苦手だけどまだましで、サスペンスは好きなので、幽霊100%でなかったのがよかったのかと思います。
そのため、オカルトやサイコ、サスペンスもちょっと…という方にとっては、やはり怖いかもしれません。
でもそうでないなら、オススメできる映画です。
『ドクター・スリープ』
11/29(金)、この『シャイニング』の続編が公開されます。
タイトルは『ドクター・スリープ』。
『シャイニング』の事件の40年後が舞台の、ダニーを主人公としたストーリーだそうです。
例のホテルで体験した怖ろしい記憶に囚われ続けてきたダニーの、大人になってからの物語。大人になったダニーを演じるのは、『トレインスポッティング』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー。
原作のスティーヴン・キング氏も、インタビューの中で
「大人になったダニーがどうなったのか–ずっと気になっていた語るべき物語があると感じた」
「本作はまさに求めていた、『シャイニング』の続編だ」
と語っています。
原作者自らそう語る今回の続編、やはり気になります…!
あの呪われたホテルが、今作品でどのように驚かせてくれるのかもチェックしてみたいところです。
おわりに
『シャイニング』ご興味を持たれた方はぜひ観てみてください!
続編『ドクター・スリープ』についてのサイトはこちら↓
http://wwws.warnerbros.co.jp/doctor-sleep/index.html
予告動画はこちら↓